
上腕骨外側上顆炎、テニス肘(バックハンド)、ゴルフ肘
原因
スポーツや日常生活において手首を甲側に曲げる(背屈)動作や親指側に曲げる動作を繰り返していると筋肉の付着部である肘の外側にストレスが溜まり、炎症をともなう痛みが現れます。
医学的には上腕骨外側上顆炎といいますが、一般的にはテニスのバックハンド打ちで右肘を痛めることが知られており、テニスエルボーと呼ばれています。
ゴルフではショットの時、左手首が外側に返る打ち方をしていると起こりやすく、ゴルフエルボーと呼ばれています。
治療法
しばらくは練習を控えて患部を冷やし安静状態にして下さい。
当院では患部に関連している筋肉のハリを取る手技療法を行っています。
またテーピングで患部の負担を改善させたりもしますので、練習を休めない、動かしたいなどの場合にも対応しています。
上腕骨内上顆炎、野球肘
原因
外側上顆炎と逆の動き、手首を手のひら側に曲げる(掌屈)動作や小指側に曲げる動作を繰り返していると筋肉
の付着部である肘の内側にストレスを受けて痛みと炎症が現れるものを内側上顆炎といいます。
野球の投球動作による野球肘が良く知られていますが、テニスのフォアハンドでも内側に起きることがあります。
治療法
しばらくは練習を控えて患部を冷やし安静状態にして下さい。
当院では患部に関連している筋肉のハリを取る手技療法を行っています。
またテーピングで患部の負担を改善させたりもしますので、練習を休めない、動かしたいなどの場合にも対応しています。
骨折、捻挫、脱臼、打撲、挫傷等のケガをした、また治りが悪い方
ケガの治療は最初が肝心
腕をガツンとぶつけた、足をグリッと捻ったなど身体を痛めた時、少し様子を見ようと思ったことはありませんか?
ちょっと したら治るだろう…。大げさに騒ぐのはみっともないし…などと考えて1週間してもよくならない、どんどん悪くなってやっと治療に行くなんて方はいらっしゃると思います。
ケガをした部分は受傷直後から修復の準備が始まり、最初の1~2週間がもっとも治癒が進みやすいのです。
このときしっかりとした治療をすれば早く治りやすく、無理をすれば一番治りやすい時期を逃し、後遺症が残る可能性が高くなってしまうのです。
ケガをしたらとにかくすぐに治療を受ける。これが肝心です。
内側上顆炎(野球肘)
投球動作を積み重ねることにより起こる肘の痛みのことを言います。
内側上顆炎は、通称野球肘といい、投球のフォームが決まっていない中、投球を続けた結果、 肘関節の筋肉や骨などに炎症が起き、痛みが起きる症状です。
投球する際、リリースのタイミングでスナップを利かせてボールを切る動作をする時に手首を曲げる筋肉を強く使いますが、その筋肉は、肘の内側から手首の先まで付いており、それを酷使することで、肘の内側にある筋肉に痛みが起きてしまいます。
その他、同様の症状にテニス肘・ゴルフ肘などがあります。
原因
原因としてフォーム(野球なら投球フォーム)に無理があることが考えられます。
フォームの欠点は人それぞれであるが、多くの場合投球のリリースの際に上体が開いていることにより、
肘が体から遠くを通り、肘にかかる負担を大きくしていることによる原因が一番多いです。
治療法
電気治療や温熱治療などがあります。また体の柔軟性を高めることによっても快方に向かうこともあります。
また一時的にキネシオテープを貼ることによって、痛みを和らげる方法もあります。
体の筋力アップをはかり、肘にかかる負担を和らげることも出来きます。
しかし、根本的な解決方法として、もっとも有効なものは投球フォームを改良することです。
外側上顆炎(テニス肘)
過度のスイング動作で発生する、使いすぎ障害のことを言います。
原因
バックハンドストロークでボールを正確に捉えられず手首の力で対抗すると、
手関節の伸筋やその付着部位に負担がかかり、その結果筋の変性や骨膜の炎症などが発生することがおこります。
治療法
患部の安静がなによりも大切です。また、患部の冷却・サポーターの使用により患部の炎症を抑えることも大切です。
回復後は、技術を習得する、より適したラケットに変更するなどの再発防止策が望まれます。
